『多重織りでできる立体的なかたち』四角ではない織物を 私の卒業制作の出発点は3年生の授業で学んだ組織織りと多重織りの構造のおもしろさに興味をもったところから始まりました。
2枚3枚4枚の布を同時に織れてしまい、くっつけたりばらばらにすることでいろいろなかたちをつくることができます。この特徴を使い、立体的な作品をつくれないかと思うようになりました。
また、多重織りとそのほかの組織を組み合わせたり後加工をしたりして凹凸のあるテクスチャーをつくっています。
四角く、平面的な布のイメージを覆せるような楽しい作品を目指しました。
全ての作品は縫い目はひとつもなく織機 からおろしたときのままのかたちです。
糸の動きだけでいろいろなかたちをつくることができます。
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