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水と触れ合う防災公園 伊勢湾環境水理実験センター再生計画

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水と触れ合う防災公園 伊勢湾環境水理実験センター再生計画

小栗 朋奈 / メディアプロデュース学部 都市環境デザインコース

2011年3月11日東日本大震災が宮城県牡鹿半島の東南東沖130kmの海底を震源として発生。この日の被害を受け、私たちは水の恐ろしさを再確認し、防災対策を改めて見直すきっかけとなった。近い将来おこるであろう東海大地震に備えて、水に対する意識を改善する防災公園および伊勢湾水理環境実験センター再生計画を提案する。

対象敷地は名古屋市南区の東又兵ヱ町。川や水に関連する施設があるにも関わらず、水と街との関係は断絶されており、住民が水を意識することはない。そこで、防災の為に水を完全に隔離させるのではなく、あえて身近に存在させることで、人々は水を意識し、恐怖の対象としてではなく、人に癒しや安らぎを与える存在であることを知る。

水を触れ合うための防災公園を4つのプログラムで構成。①水を引き込む回廊 ②水を学ぶ実験センター ③水と触れ合う下水処理場 ④水を受け流す駐車場。以上、4つにテーマを定め、恐怖そして癒し、相反する性格を持つ水を活かすため、各要素に応じ、水との距離感を設定する。街につながりを出すために、街の主要施設を回廊でつなぎ合わせ、水や人を促す動線をつくる。メイン設計である、防災センターには研究や実験など従来の使われ方に加え、市民ギャラリーや資料館、カフェなど市民の交流の場となるように解放し、地域に根差した施設へ。こうして、失われつつある過去の記憶が災害を体験した祖父母から子へ、そして孫の代へ語り継がれてゆく。

作品一覧

  • 伊藤 真由
  • 伊藤 瑞花
  • 井上 璃咲
  • 今井 経太
  • 大澤 栞
  • 梶田 美樹
  • 久保 宣憲
  • 鈴木 翔馬
  • 冨田 英里・山本 薫乃
  • 橋本 崇弘
  • 長谷部 美穂
  • 藤本 麗奈
  • 舩津 楓
  • 水嶋 也実
  • 水野 由衣