東京造形大学
東京都福生市フラットハウス活用保存案
稲葉 妃菜 / デザイン学科サステナブルプロジェクト専攻領域
東京都福生市には、日本に数カ所あるうちの一つである米軍基地が存在する。戦後、日本の基地に移住をする米軍は、基地内に家が建つまでの間、福生市の敷地に仮設住宅を建てて生活を送っていた。やがて空き家となったこの建築が〝米軍ハウス″や〝フラットハウス″と呼ばれ、現在も日本の音楽・アートなどあらゆるジャンルの住民に親しまれ、そして受け継がれている。しかし今、残るハウスはすべて老朽化し、大家によって取り壊され続ける現実が続いている。今回の研究では、フラットハウスの活用的な保存方法として、米軍ハウスを登録文化財にし、同時に福生市の持つ人口問題のソリューションを実現するための政策を仮定し、提案しました。