東京造形大学
学童用品における上履きのデザインとシステムの提案
風間 洋祐 / デザイン学科インダストリアルデザイン専攻領域
“上履き”は単なる室内履きの靴ではなく教育現場である学校環境に順応しなければならない重要な学童用品である。また1日の多くの時間を共にするため子供の発育にも影響を与える。
しかし100年間もの間、今までの上履きは発達の著しい子供の足に悪影響を与えてきた。本研究では上履きによって引き起こされる子供の発育問題と教育現場での使われ方、上履きを製造している各メーカーと学校の対策を調査したうえで必要な機能を明らかにしそれにあった素材や形を選定していった。
そして日本古来の履物“草鞋(わらじ)+足袋(たび)”に着目しその機能を応用した上履き“麻履(あさばき)”を提案。