東北工業大学
クラス会を支援するサービスのデザイン
菅野 和也 / ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科 エクスペリエンスデザインコース
卒業後にクラスメイト同士が集まって行うクラス会は、学校生活の思い出や近況報告などの会話を楽しむものである。その際、各自のスマートフォンに保存した思い出の写真を見ることがある。しかし、これは同時に数人しか閲覧できないため、多くの人と同時に気持ちを共有することは難しい。以上のような問題を解決し、より多くのクラスメイトが写真を見ながら、思い出話や近況報告を楽しむことのできるサービスをデザインした。
[サービス概要「卒業後アルバム」]
写真共有アプリを使用して高校時代や現在の写真を集め、クラス会当日にプロジェクターで映す。そこで、クラスメイトと当時の思い出話やお互いの近況を語り合うきっかけ作りを支援するサービスである。
使い方:1)高校時代の写真を振り返る 2)クラスメイトの現在の様子を知る 3)前回のクラス会を振り返る 4)高校から現在までのクラスメイトの変化を楽しむ
[卒業後アルバムアプリ]
1)Flickrで作成したセットをアプリで見ることができる。 2)写真を3つのコンテンツ、「高校の思い出(高校時代の写真)」、「イマフォト(現在の自分達の写真)」、「クラス会(クラス会で撮った写真)」に分け、コンテンツ毎に切り替えて写真を見ることができる。 3)スライドショー画面は自動でスライドが切り替わる他、画面左(右)の写真をタップすると、前(後)の写真が表示される。これにより、クラス会参加者全員が投影されている写真を見逃さず、より長い時間、多くの写真を表示できる。 4)集合写真を集めるアルバムで、クラス会で撮った集合写真を開催年順に見ることができる。