東北工業大学
子供に向けたプログラミング体験アプリケーションの開発
我妻 佑香 / ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科 エクスペリエンスデザインコース
現代社会で必要不可欠なコンピュータ技術に、より多くの人に興味を持ってもらい、将来的にコンピュータプログラムに関わる仕事についてもらいたい。そのためのアプリを開発したいと考えた。プログラムに苦手意識を持ってしまった学生ではなく、まだプログラミングに偏見がない「子供」に、アプリケーションを通してプログラムの世界に興味を持ってもらうことを目的とする。6~12歳の子供が遊びながらif文とfor文の考え方に触れ、構文の仕組みを理解し、プログラミングに興味を持てるようにする。
[アプリの内容]
登場する「どうぶつ」がタスクをこなしつつ目標地点にたどり着くというストーリーを軸にすえる。以下の2種類のページから構成される。
・「おもてのページ(にちじょう)」:「めいれい」を「はこ」に入れ、「どうぶつ」にどのように道を進めばいいのかを命令するページ。
・「うらのページ(にちじょうのうらがわ)」:「おもてページ」で起こりうることすべてが「もし文」「くりかえし文」(if文・for文の文体を噛み砕いたもの)で書いてあるページ。
「うら」の「もし文」「くりかえし文」を読み解き、それを参考に「おもて」にある「めいれい」を「はこ」に入れて「どうぶつ」を目的まで導く。これを繰り返しながら、その構文が実際に社会の中で役立っていることをイラストで総括する流れになっている。