東北工業大学
シェアタクシーの提案
阿部 亮介 / ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科 プロダクトデザインコース
夜間、バスの運行終了後の時間帯に相乗りタクシーが手軽に利用できればと考えた。本研修では相乗りできるシェアタクシーの提案を目的とする。国内、海外の現状も踏まえコンセプトを立案した。業務システムを設定し、それに沿った車体の設計条件を決めた。設計条件を元にインテリア、エクステリアのアイデア展開を行った。複数あるアイデアからより条件に適したデザインを絞り込み車体の寸法を設計した。1/10スケールでモデルを制作し検証した。スタイリングに関しては全体的に良い評価を得たがシステム等の課題も残った。
- [システム]
- 乗り方:乗り場で乗務員が一人目の乗客の行先を聞き、口頭で呼びかけを行う。また、車を走らせる方向や町名を伝えて乗客を募集する。
- 乗り場:バス停のように相乗り専用の乗り場を設ける。
- 支払い方法:乗客が向かう方向は同じでも、降車する地点は異なるので前払い。
- [車体]
- インテリア:乗客同士が横並びにならずに乗り降りの際ドア側の客が座ったままでも降りることができる。客席を広く確保するため運転席を中央に設置。プライバシーを意識したシートレイアウト。乗車中ストレスを与えないよう身体を包み込むような安心感あるシート形状。
- エクステリア:「タフ&スピーディー」を意識したスタイリング。色は、夜間によりわかりやすく、形状を引き立たせるため、艶のあるパールホワイトを選択。