卒展レポート

拓殖大学

工学部 デザイン学科/工学研究科 情報・デザイン工学専攻 第29回「卒業・修了展」

  • 患児の知的レベルに合わせてカスタマイズ可能なてんかんのプレパレーションツール
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患児の知的レベルに合わせてカスタマイズ可能なてんかんのプレパレーションツール

清崎 大誠
工学部 デザイン学科 感性インタラクション研究室

てんかんは脳の神経細胞に突然発生する激しい電気的な興奮により、発作を繰り返す病気である。子ども大人に関係なく発病する。子どもは同じ年齢であっても理解力は異なるが、特にてんかん患児は発達障がいや知的障がいを伴うことが多いと言われている。患児に病気や手術の説明を行う際は、一人一人の理解力にあった表現や伝え方が必要である。

そこでカスタマイズ可能なてんかんのプレパレーションツールを制作した。小児看護学の専門家会議によりコンテンツは6項目(手術の目的・約束・手術室へ・応援・術後イメージ・術後の制約)とした。各項目には、患児のレベルに合った表現や伝えたい内容を1~3種類用意し、イラストは汎用性を高めるために、ジェンダーレスのキャラクターにした。現場の看護師が自由にカスタマイズできるように、PowerPoint、Keynoteのデータを用意した。これによりクリックし選択したページを印刷すれば、患児毎の専用冊子を医療現場で作ることができる。

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