拓殖大学
工学部 デザイン学科/工学研究科 情報・デザイン工学専攻 第29回「卒業・修了展」
箸の使い方が遊びながら学べる食育用玩具
- 佐々木 侑哉
- 工学部 デザイン学科 用品設計研究室
近年では食育を取り入れている保育園なども増え、食事用の道具に慣れることで食事を美味しく食べることに繋げる方法がある。本研究では、遊びを通して箸の持ち方をサポートする方法を考案し、箸でつかむものに大きさ、形、重さ、硬さ、テクスチャといった要素を取り入れた玩具を提案した。
1つめは大きさの異なる同色のパーツを箸でつかみ、積み上げて野菜の形をつくる玩具で、食材の色や形を知ることができる。2つめはおでんを題材とした玩具で、形や大きさの異なる具材を取り分けながら箸の使い方を学ぶことができる。3つめは果物に見立てた重さの異なるパーツを箸で箱に入れ、左右のバランスをとる玩具である。4つめはお菓子の形をしたパーツを決められた場所に箸で配置していく玩具で、同じ形を見つけ出し、合わせることを考えながら遊ぶことができる。5つめはおかずに見立てたテクスチャや形の異なるパーツを選んで箸でつかみ、自分だけのお弁当を作る玩具である。