卒展レポート

拓殖大学

工学部 デザイン学科/工学研究科 情報・デザイン工学専攻 第29回「卒業・修了展」

  • VR体験における「VR 酔い」に関する研究
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VR体験における「VR 酔い」に関する研究

中村 吏希
工学部 デザイン学科 メディア情報デザイン研究室

様々な分野において期待されているVRは、体験の際、吐き気やめまいなどいわゆる「VR酔い」を引き起こされる事が問題となっている。「VR酔い」は、実際に知覚している感覚と経験による感覚のズレによる「感覚不一致説」と、自身が空間のどこに位置しているかを把握する空間識が矛盾することによって生じる2つの要因があることが分かっている。この結果踏まえて、VR酔いを減らす装置を適用している、ローラーコースターを制作した。

「空間識の矛盾」を生じさせない事を目的とした、自身の姿勢を角度によって見分けるための「姿勢表示器」を見やすい大きさ、色合いで制作し、「感覚の不一致」を軽減するために現実で体験した際の動きを代行するための「マネキン」を日本人男性の平均的な身長、体重で制作した。制作したVRコンテンツを視聴した人に対して行ったアンケート調査により、VR体験においては、動きの予測と、空間識の把握が重要であるといえることがわかった。

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