拓殖大学
工学部 デザイン学科/工学研究科 情報・デザイン工学専攻 第29回「卒業・修了展」
若者に向けた次世代ステーションワゴンのデザイン提案
- 小川 晃
- 工学部 デザイン学科 プロダクトデザイン研究室
日本の自動車市場は、走行性能よりも燃費や安全性能を重視して販売が進められている。一方でスポーティな感覚が強調されれば、運転する楽しさの回復につながるのではないかと考えた。本研究では、ステーションワゴンの魅力と自動車に対する日本の社会的ニーズを組み合わせ、若者をターゲットに次世代のステーションワゴンをデザインし提案した。
提案内容は、フロントに大きなグリルを採用することで酸素の吸い込みや冷却効果を生み出させ、細いライトを採用することでスポーティーさを強調した。リアビューのデザインは、大きな台形を目に見える形として残し、空気抵抗も考慮し高速域で安定走行ができるようにし、リアゲートの開閉をコンパクトにした。サイドはプレスラインをリアにかけて大幅に上げることで、ステーションワゴンのメリットである積載量が保てるようにした。