卒展レポート

拓殖大学

工学部 デザイン学科/工学研究科 情報・デザイン工学専攻 第29回「卒業・修了展」

  • プラスチックコードを用いたランプシェード
  • プラスチックコードを用いたランプシェード
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プラスチックコードを用いたランプシェード

石橋 美奈子
工学部 デザイン学科 用品設計研究室

ひも状のプラスチック材による製品は、植物材による籠や笊のような生活用品にはあまり見受けられず、その多くは加工することなく単独で使われている。本研究では、プラスチックコードを生活用品の材料として用いる方法を見出すことを目的とし、その方法を用いたランプシェードをデザインし、制作した。

1つめは水引細工にみられる梅結びでモチーフをつくり、複数個つなげて二重構造の円筒形のシェードとしたものである。2つめは4つ編みし、らせん状に重ね、円筒形のシェードとしたものである。3つめは中国結びにみられる双銭結びを応用して作ったモチーフを複数個繋げて半球形のシェードとしたものである。4つめは飾り結びにみられる綱編みを用いて立方体のシェードとしたものである。材料に編み加工や染色を施すことで、あかりに変化を加えることが可能となった。今回の試みにより、プラスチックコードの特徴をいかした新たな用品の提案ができたと考える。

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