卒展レポート

拓殖大学

拓殖大学 卒業・修了展 工学部デザイン学科/大学院工学研究科情報・デサイン工学専攻

  • 林業の魅力を伝える車内吊り広告の制作
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林業の魅力を伝える車内吊り広告の制作

廣瀬 理行
工学部デザイン学科視覚造形研究室

森林の荒廃が懸念されて久しい。林業従業者の高齢化、後継者の減少、木材価格の低下による不採算事業化などが理由である。国や地方自治体によりこれを是正する政策である森林法の改正が進められている。
 本研究では、林業の魅力や可能性をより多くの人に感じてもらい、林業への理解と従業者の増加に貢献することを目的に、電車内の吊り広告の制作を行った。制作にあたり、都会の喧噪から解放されるような開放感、林業業界の隔絶的イメージの払拭、林業の自然的で健康な暮らしを表現し伝えることを目標にした。車内吊り広告の特徴として一度目に留まれば、じっくり内容を読んでもらえる。そのため、写真画像を基にしたインパクトのある広告を目指した。近年では人目を引く立体物による車内吊り広告も製作され、アイキャッチが重要と考え、また下から見上げる広告であるため目線を意識したレイアウトをした。写真でアイキャッチを狙い、キャッチコピーで興味を持たせ、文章を読んでもらう流れを作ることができ、開放的な空間で働くことや自然の価値を表現できたと考える。

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