卒展レポート

拓殖大学

拓殖大学 卒業・修了展 工学部デザイン学科/大学院工学研究科情報・デサイン工学専攻

  • 突き板の塗装加工による性質の変化と活用可能性
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突き板の塗装加工による性質の変化と活用可能性

千田 真司
工学研究科情報・デザイン工学専攻室内設計研究室

突き板の歴史は古く、主に合板等の基材に表面化粧材として接着して用いられ、家具の面材や内装仕上げ材として、天然木の質感や美しい木目の表情を付加する役割を持つ。

本研究では、化粧材用の薄づきスライスド単板を対象とし、これらをシート形状材料として捉え、ヒノキとスギ、ブナの3種について塗装を施した突き板について物理的、力学的特性および感覚的特性について実験的に明らかにした。今回検討した塗料は、ワトコ、木固めエース、光触媒、ガラス塗料である。塗装後の特性について樹種と裏打ちの有無に分けて無塗装と比較してその変化を確認し、各試験についてすべての試験片を比較できる表にまとめ、活用の指針とした。これをもとに塗装後の性質、加工性を考慮して突き板単体としての活用の可能性とアイテムへの応用の可能性を検討し、活用事例とデザイン案を提示した。具体的には、光の透過性に着目し、エンボス加工を施したランプシェード、引張・破裂強度を活かした柔軟性を持つ壁面構成、縫製加工を施したウィンドウトリートメントである。

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