卒展レポート

拓殖大学

拓殖大学 卒業・修了展 工学部デザイン学科/大学院工学研究科情報・デサイン工学専攻

  • 紋章学の応用によるコーポレートアイデンティティ
  • 紋章学の応用によるコーポレートアイデンティティ
  • 紋章学の応用によるコーポレートアイデンティティ

紋章学の応用によるコーポレートアイデンティティ

石塚 健太
工学部デザイン学科視覚デザイン研究室

昨今のロゴデザインは機能面を重要視しシンプルを追求しすぎた結果、恒常化し他と区別がつきずらくなっている。近代的なロゴデザインの問題点として似たものが多くあり情報を圧縮し無駄を省いたものは受け取る側が情報の解凍方法がわからず意図が伝わらないというものがある。そこで、恒常化した現代のロゴデザインを打開すべく紋章学を応用したロゴデザインを研究することにした。研究方法としては他のロゴとの差別化において紋章の形をとった精巧かつ合理的なデザインを提案する。ロゴを見ただけで所属身分情報が分かれば、ロゴ一つ載せるだけで済むことが多くなり書類の目を通すべき情報以外の情報を排除できると考える。目立たせて覚えさせる必要のある新興企業のシンプルなロゴと比べて、今回のロゴデザインシステムは、有名企業にこそふさわしいと考える。歴史と信用がある印象を与えることで、まさに名高い企業らしさを演出することができる。そして新興企業との差別化をお互いに図ることが可能であるという結論に至った。

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