卒展レポート

拓殖大学

拓殖大学 卒業・修了展 工学部デザイン学科/大学院工学研究科情報・デサイン工学専攻

  • 楽しみ遊ぶ装飾パネルの制作
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楽しみ遊ぶ装飾パネルの制作

島倉 圭太
工学部デザイン学科視覚造形研究室

「装飾」のもつ役割は、子どもの不安や緊張を緩和させ、子どもにさまざまな感情を育ませるものとしての効果である。また、「遊ぶこと」は心身の発達とともに、幼少期の狭いコミュニティの中で他人との関わり方などを学び経験させる行為である。これらを基盤とし、幼児が集団で楽しむ場として、保育園などの室内での使用を想定し、「飾る」という造形性に「遊ぶ」ことを加えた装飾パネルを制作した。保育士専門の求人サイト「保育のお仕事」がおこなったアンケートから、保育室の壁面の装飾は「子どもが興味を示さない」「子どもの成長に直結していると思えない」という意見があった。学研教育総合研究所が発表した、「小学生が好きな色」のアンケート結果では、赤と青の同系色が支持された。この結果から、2つの作品それぞれに赤、青をメインカラーとした塗装をおこない、また1つには、屋外の歩道上にある点字ブロックを知るきっかけとなるようデザインした。本研究では装飾パネルに「遊ぶ」要素を取り入れ、子どもの成長の助けとなれるよう模索した作品を提案した。

作品一覧