卒展レポート

拓殖大学

拓殖大学 卒業・修了展 工学部デザイン学科/大学院工学研究科情報・デサイン工学専攻

  • 水の道、風の道、人の道<br />~ヤンゴン サスティナブルなアジア型都市のモデルを目指して~<br />
  • 水の道、風の道、人の道<br />~ヤンゴン サスティナブルなアジア型都市のモデルを目指して~<br />
  • 水の道、風の道、人の道<br />~ヤンゴン サスティナブルなアジア型都市のモデルを目指して~<br />

水の道、風の道、人の道
~ヤンゴン サスティナブルなアジア型都市のモデルを目指して~

佐藤 大地
工学部デザイン学科シビックデザイン研究室

2016年に民主化したミャンマーは急激な発展期を迎えており、ヤンゴンでは特に高い経済成長が見込まれている。しかし、大渋滞などの交通問題や、雨季に頻繁に起こる冠水問題が今後の経済発展の障害になっている。一方、ヤンゴンには歴史的建築物や豊かな自然が残されており、それらをうまく活用できればアジアの都市として魅力的な存在になりえる。そこで、本研究ではヤンゴン中心区域を対象に、道路環境問題の解決と歴史的建築物の保全を図り、サスティナブルなアジア型都市のモデルを提案した。

都市の課題として、「冠水対策、渋滞対策、酷暑対策、安全対策」の4つを設定し、都市内に河川を通し、雨季の冠水の際には雨水を受け入れてヤンゴン川へと流し冠水を防ぐようにした。また、海陸風を利用して空気の循環を行い、道路を涼しく快適に過ごせるようにした。さらに、自動車の歩道への進入を防ぐため車道と歩道を明確に分け、渋滞対策として交通量を減らすためバス専用道路とBRTの導入を計画した。

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