拓殖大学
拓殖大学 卒業・修了展 工学部デザイン学科/大学院工学研究科情報・デサイン工学専攻
ブラックバス釣り用フローターのデザイン
- 佐々木 雄哉
- 工学部デザイン学科用品設計研究室
フローターとは、ブラックバス釣りをする際に使用し、水面を移動する浮き輪のことである。従来のフローターは空気注入式であり、注入に時間がかかるといった欠点を持つ。また、空気で浮力を保っているため、水深が浅い場合、フローターの底を擦る等により穴が開き沈む恐れがある。本研究では、従来のフローターにみられたデメリットを解消するとともに、新しいバス釣り用フローターをデザインした。素材は発泡プラスチック材が適していると判断し、構造は、発泡プラスチック材を削り出す方法で一体型とすることとした。それにより、穴が開き沈潜してしまう危険性が無くなった。さらに、従来の空気注入式フローターにはなかった釣り道具の収納を可能としたため、船上でスムーズにルアーの取り換え等ができる。釣りを終えた後、タオル等で水滴や汚れを拭き取るのみでアフターケアができ、釣りの準備を含め、従来のフローターより時間短縮することが可能となった。