愛知淑徳大学
回廊でつなぐ温泉旅館 - 働く居場所 -
鈴木志保 / メディアプロデュース学部 都市環境デザインコース
(障がい者、社会から離れている人…
すべての人が区別されることなく共存する場所)
私のアルバイト先の前には障がい者スポーツセンターがあり、障がいを持った人も多く来店され関わる機会が増えた。今までも学校などで関わることもあり、疑問や関心を抱くようになった。
障がい者に関して課題になっていることは今もなお多くある。その中で“働く”ということに重点をおいて考えた。障がい者が日本国民の6%に達した現在で、障がい者も働くことが必要になっている。2013年4月から民間企業の「法定雇用率」が従来の1.8%から2.0%に引き下げられ、社会としても障がい者の雇用は拡大を目指している。しかし、まだ遅れている現状は変わらない。また、現在ある働く場所は障がい者にとって働きやすい環境といえるのか?
本設計では、障がい者の人が地域の人に関わりながら働ける居場所をつくることを趣旨とする。さらには社会と離れて生活している人、仕事に対して悩みを持った人なども集まり、居場所となって社会に参加する場所を目指す。そして人が区別されることなく「共に働き、共に生きる」ことができる場所になることを目的とする。