東京工芸大学
灯し風
尾崎瀬理 / デザイン学科HPコース
灯し風は、風でゆらゆらと揺れる、あかりを「たのしむ」ためのあかりです。
風鈴といった独自の風習、風情・風趣などの漢字や言葉。
日本人には、風を愛で、大切にする心があります。
風は私達にとって、馴染みのある存在なのです。
以上の点に着目し、風という要素を加えることで、
従来のものにはなかった、「たのしむ」役割を持つあかりを提案しました。
風が強く吹けば、からだ全体で大きく揺れ、
そよ風が吹けば、先端のみがゆらゆら。
風の流れで生まれるあかりの変化が、見る人々をたのしませてくれるでしょう。