拓殖大学
工学部 デザイン学科卒業研究および工学研究科 情報・デザイン工学専攻修士研究の事例紹介
クラシックバレエの魅力の視覚化
- 佐藤 麻衣
- 工学部 デザイン学科 視覚デザイン研究室
クラシックバレエは歌詞や台詞がなく、音楽伴奏・舞台芸術を伴いダンスによって表現する舞台である。高度な技や柔らかく美しいポーズ、衣装や舞台装飾など様々な魅力があるが、日本における社会的認知度は低い現状となっている。しかしインタビュー及び文献調査から、クラシックバレエに対して敷居が高いと感じている人が多いことや、知る機会、興味を持つ機会が少ないことが一般的に浸透していない原因だと分かった。そこで、気軽にクラシックバレエについて知ることができ、興味を持つきっかけになるようにイラストをメインに用いたテキストブックの制作を行った。
大きさはB5版とし、前半は6つの演目のあらすじや登場人物についての解説、後半は衣装や技の解説の全44ページ構成になっている。イラストや全体のデザインはクラシックバレエ独自の世界観を意識し、より魅力を伝えられるよう制作した。新たな視点からの認知度向上を促す提案が出来た。