卒展レポート

拓殖大学

工学部 デザイン学科卒業研究および工学研究科 情報・デザイン工学専攻修士研究の事例紹介

  • 情緒的動作による歩行リハビリ意欲の誘発を目的とした歩行リハビリ応援ロボットのデザイン
  • 情緒的動作による歩行リハビリ意欲の誘発を目的とした歩行リハビリ応援ロボットのデザイン
  • 情緒的動作による歩行リハビリ意欲の誘発を目的とした歩行リハビリ応援ロボットのデザイン
  • 情緒的動作による歩行リハビリ意欲の誘発を目的とした歩行リハビリ応援ロボットのデザイン

情緒的動作による歩行リハビリ意欲の誘発を目的とした歩行リハビリ応援ロボットのデザイン

原絵里子
大学院 情報・デザイン工学専攻 プロダクトデザイン研究室

近年、介護人材不足の懸念から介護ロボットへの期待が高まっており、コミュニケーションロボットなどの心理的支援が求められている。介護ロボットの役割の1つであるリハビリテーションの中でも、生活をする上で特に重要な能力となるのが歩行機能である。そこで、子どもの歩行リハビリの現場において自律して患児と行動を共にし、情緒的動作によって心理的支援を行い、患児の歩行リハビリ意欲を誘発する「歩行リハビリ応援ロボット」の着想を得た。

本研究では、この歩行リハビリ応援ロボットの実現を目指し、ロボット動作と外装のデザインから受ける印象を明らかにすることを目的とし、プロトタイプを制作し印象評価実験を実施した。実験から、情緒的行動を表現するために有効的な動作が示唆され、ロボット全体の印象は「良い、優しい、可愛らしい、好きな、安定感のある、興味深い、機械的」であった。一方で「ペンギンのようで生物的」という意見もあった。これは、本研究のロボットを動物に見立てることが可能であることを意味する。

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