卒展レポート

拓殖大学

拓殖大学 卒業・修了展
工学部デザイン学科/大学院工学研究科情報・デサイン学専攻

  • 魚の生態と環境の関係性への興味を促進させるアプリの制作
  • 魚の生態と環境の関係性への興味を促進させるアプリの制作
  • 魚の生態と環境の関係性への興味を促進させるアプリの制作

魚の生態と環境の関係性への興味を促進させるアプリの制作

菅原 翔平
工学部デザイン学科 メディア情報デザイン研究室

現在、人が生態系から得る便益が悪化傾向にあり、生物多様性の向上が訴えられている。生物多様性向上のための生物保全には、生物の姿や生態を知り、知識や理解を深め、興味を持つことが重要とされている。しかし、人と異なる環境に住む生物、特に魚は、生態と人間の経験則が結び付きづらいため、理解するのが難しいとされている。そんな生物の生態を理解する手段として、映像の利用は効果的であるが、魚の生態と環境の関係性に深く触れた映像コンテンツは見られなかった。そこで、ユーザーが巨大水槽内に海中環境を再現し、環境に適応する魚を呼び出し、観察するアプリを提案する。このアプリを使用することで、ユーザーに環境について考えさせ、魚の生態を間近で観察して、魚の生態と環境の関係性への興味を促進させることが期待できる。また、今回は映像よりもVRを使用した方が、理解度が上昇したという先行研究から、興味の促進を高めるため、VR端末を使用する。

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