卒展レポート

拓殖大学

拓殖大学 卒業・修了展
工学部デザイン学科/大学院工学研究科情報・デサイン学専攻

  • 伝統工芸品PRのためのショーウィンドウ
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伝統工芸品PRのためのショーウィンドウ

高橋 一也
工学部デザイン学科 室内設計研究室

2020年に向けて海外からの観光客の増加が見込まれるこの契機を活用し、伝統工芸品の需要拡大を目指すためのPR媒体としてショーウィンドウに注目した。観光客が行きかう空港や駅などに設置することで、自然に多くの人の目にとまるためである。幅900mm、奥行き700mm、高さ900mmの6角形平面のショーウィンドウ3種の構成とし、「japan Traditional Project」と名付けたキャンペーンの一環と位置づけ、「組子」「江戸切子」「漆」の3種の伝統工芸品をテーマに展開している。海外の若者が日本に興味をもつきっかけのひとつは、漫画やアニメーションであることから、背景に漫画をイメージさせるコマ割りのデザインを取り入れている。漫画と伝統工芸という異種の組み合わせは、海外からの若い観光客にも興味を持ちやすいものに、また、日本人にとっても新鮮な見え方となり、アイキャッチの効果も高いと考える。6角形平面としたことで、開いた本の中から伝統工芸品が飛び出しているような立体感も生まれている。

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