拓殖大学
拓殖大学 卒業・修了展
工学部デザイン学科/大学院工学研究科情報・デサイン学専攻
ファンタジーに必要な要素を用いたコンセプトアート
- 神野 勇
- 工学部デザイン学科 視覚デザイン研究室
今日における「ファンタジー」の定義は至極曖昧で、人によって解釈が異なる。
ファンタジーという定義を今よりも明らかにし、クリエイターやクライアントが参考にすることにより、各種コンテンツを制作する際にイメージの共有が可能になると考えた。
ファンタジーという言葉をハイファンタジー・ローファンタジーという2種類に分類し、それぞれに対して重要な要素を抽出するためにアンケート調査を行い、魔法、不思議な生き物、装備、冒険要素、景観の5つに決定した。
さらに詳細に分類し、各要素の偏差値を求めて重要度を計算した。
各ファンタジーの世界観を描くにあたり、ハイファンタジーでは“景観”の項目のうち最も重要度の高かった「フィールド」を取り入れた作品として、「巡礼者が観た光景」をテーマに表現した。
またローファンタジーでは「ビル街」を取り入れた「街に現れたドラゴン」をテーマに表現した。
ハイファンタジーおよびローファンタジーの比較としてそれぞれのファンタジーとの違いが明確であった要素を取り入れてキャラクターデザインを制作した。