拓殖大学
拓殖大学 卒業・修了展
工学部デザイン学科/大学院工学研究科情報・デサイン学専攻
八王子市清川町街区公園のリニューアル計画
~子供から高齢者までの幅広い世代の利用を促進する~
- 佐藤 開紀
- 工学部デザイン学科 シビックデザイン研究室
八王子市清川町は約45年前に宅地整備された住宅街で、当時は子育て世代が中心であったが、現在は高齢者が増え、幅広い世代の住む街となっている。しかし、清川町の街区公園は児童公園として整備されたままで、幅広い世代のニーズに合っていない。そこで、住民との意見交換やアンケートを踏まえ、第一公園と第二公園のリニューアルを計画した。 第一公園は子どもから高齢者までを対象とした「遊びと休憩の空間づくり」というコンセプトにし、テーブルとベンチで休憩の空間と、複合遊具を中心にした遊びの空間をつくり、さらに舗装路で空間を明確に分けた。またバス停が近くにあるので公園の出入り口付近に東屋を設置し、バス待ちできる環境にした。第二公園は対象を子ども中心とし、「ボール遊びや祭が行える公園」というコンセプトに決定した。祭の開催場にもなるように現状より大きい広場にし、まわりを背の高い花壇で囲うことで日頃からボール遊びができる公園にした。また幼い子どもから人気のある遊具とベンチを近くに置くことで見守りがしやすい環境にした。