名古屋造形大学
オリジナル水族館「ミナトシーワールド」
神谷 実央 / イラストレーションデザイン
地球の大半をしめる海。その未知なる世界に昔からあこがれていました。海の不思議がぎゅっとつまった場所が水族館です。在学中の四年間は水族館を中心に海の生命をテーマにして課題に取り組んできました。その集大成として、今回の卒業制作ではオリジナル水族館をテーマとして、大好きな世界を表現しました。オリジナル水族館「ミナトシーワールド」のコンセプトは、「光と水のはぐくみ、『サンゴ礁の海』をめざして」です。オーストラリアのグレートバリアリーフを意識したサンゴ礁、そこに集まる豊かな表情をした生命たちを展示しています。海に囲まれた暖流と寒流がぶつかりあう日本沿岸には様々な生き物が息づいています。オリジナル水族館の見所のひとつは、グレートバリアリーフを意識したサンゴ礁とそこに集まる生物が巨大水槽のなかで自然な空間を自在に泳ぎまわる姿に出会えることです。視界を染めるかのような色彩が鮮やかにうつしだされる巨大水槽は、まさに海の不思議であふれています。さらにそこに住む代表的な魚たちの説明もあり、泳ぐ姿を探しながら家族でたのしんでもらえます。このように見所満載の魅力あふれる水族館を目指して制作しました。今後は水族館の魅力について紹介をしつつ、魚たちのイラストに力を入れていきたいと考えています。