東京工芸大学
ふたり、ふたつの再見
富田 洋史 / 芸術学部 映像学科
(あらすじ)
高校生の畑山優太(16)は代わり映えのしない毎日を退屈に思い、
なんにでも理由を付けたがる大人に嫌悪感を感じていた。
そんなある日に優太は家の納屋で8ミリフィルムカメラをみつける。
優太のクラスメートである橘美優(16)も、大人への嫌悪感を抱いており
共通の思いを持った二人は、8ミリフィルムカメラをきっかけに距離が縮まっていく。
しかし、美優は親の転勤で中国に引越をすることが決まっていた。
美優は8ミリフィルムを使い優太と最後の思い出をつくるが引っ越しの日は迫ってくる。
美優は優太に中国語で再見(さよなら)と伝えて、そのまま転校する。
残された優太は、映像を作ることをやめてしまうが、
ある日、再見のもう一つの意味を知る。
(説明)
この作品は、卒業するための制作ではなく、私がこれから映像クリエイターとして
生きていくために、何らかのきっかけをつかむべく制作致しました。
ここ近年、奇をてらう様な作品が多いですが
今私が本当にやりたい事と伝えたい事を、真正面からぶつけた作品です。