東京工芸大学
てのひらの春
米谷 聡美 / アニメーション学科アニメーションコース
白い霧の奥深くに、食器たちがふわふわと浮いてしまうテーブルがあった。そこには小さな少女が三人、仲良く遊びながら暮らしていたが、みんなどこか退屈そう。そんなある日、一羽の孔雀が現れ、少女たちはその出会いに大きな衝撃を受ける。
自分が見てきたものは、まだまだ狭い世界の一部分でしかありません。新しいなにかとの出会いから生まれる、「好奇心」と「不安」と「感動」を、色鮮やかに描きました。絵本を読んでいるような気持ちになって、ゆったりとしたこの世界に少しだけ触れてみてください。