「飲食と人の関わり」というテーマをもとに、本をシリーズで制作。飲食は人の身体だけではなく、場と時間、さらには人の性格などをつくる「素材」であり、人の内面（＝「素顔」）にも影響を与えうるものです。その影響をわかりやすく伝えるために、有名な文豪たちの作品から、特に登場回数が多い飲食物に着目し、その描写から文豪自身の「素顔」を探ろうとする研究です。遠い存在に感じられる文豪たちも、「飲食」という面からみると、とても人間的な魅力に触れることを提案したいと考え、イラストや文字組が読み手にとって分かりやすく、キャッチャーなものとなるよう工夫した。