東北工業大学
モバイルアプリケーションのインタラクションデザイン ―「マプコミ」を事例として―
森村 祐生・北村 一宏 / ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科 エクスペリエンスデザインコース
背景
現代社会では、SNSやミニブログが広く普及している。これは、相手のプロフィールや発言から興味・関心によるコミュニケーションが行いやすい環境であるためだと考えられる。一方実社会では、相手の興味・関心を知る方法が少なく交流が難しい。これを解決するために、本研究室では昨年度、位置情報を利用したソーシャルアプリケーションのプロトタイプα版を開発した。しかし、操作性やコミュニケーションが円滑に行われないという課題が残った。
コンセプト
上記の課題を踏まえて、インタラクションデザインとビジュアルデザインを改善し検証を行い、アプリケーションの操作性を向上させることを目的とした。なお、本研修はANDEX株式会社(コーディングとサーバー管理担当)と本研究室(インタラクション・ビジュアルデザイン担当)の共同プロジェクトである。また、本件は仙台市の観光支援を目的としているため、仙台をモチーフにビジュアルデザインを行った。
概要
マプコミは、地図上に「興味・関心のある場所」や「出来事のあった場所」を「スポット」として登録し、自分だけの「オリジナルマップ」が作れるモバイルアプリケーションである。作成したマップは、他ユーザーと共有することができる。他ユーザーのマップに登録されているスポットにむけて、自分の思いや気になったこと、感じたことをコメントすることでコミュニケーションを取ることができる。