卒展特集2011



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滋賀県立大学作品紹介



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依存住居 / 櫻井藍 / 滋賀県立大学 環境科学部環境建築デザイン学科
依存住居
櫻井藍 / 環境科学部環境建築デザイン学科

 スクラップアンドビルド社会に対する新たな都市住居の提案である。機能的な建築で溢れかえった都市において、満たされた住居が本当に必要か、建築が効率性を求めて巨大化していく時、建築が場所をリセットしてしまうのではないだろうか、と居住促進を唱える大阪船場を歩いていて思った。敷地が合筆し、大規模集合住宅ができるのがここでのビルディングタイプである。建築が空間の享受関係をもって、段階的に更新することはできないだろうか。
 更新時期と更新敷地が不確定である場合に、私が、あなたがいなくても、これらの問題意識を解決するのには設計のルール化が必要であると考えた。

・建築が巨大化することを防ぐために敷地を細分化すること
・隣の既存建築の機能に依存するための動線を確保すること
・隣の既存建築に外部を与えること
・一敷地の居住人数の設定によって階高を決定すること

 一建築が老朽化し、なくなる度にこのルールによって住居化を行う。既存建築と住居は空間の享受関係を連鎖していく。これらのルールによってできた住居は、所有を超えて依存しあうことで成立する住居であって、一つの複合建築とも言える。ここで住人は都市開拓者になれる。


作品一覧

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