あなたの最も幼い記憶は何ですか?落ち葉を踏みしめた感触、ザリガニを捕まえた喜び、4つ葉のクローバを探したこと、あなたはどこで知りましたか?火の暖かさと危険さ、木陰の涼しさや薄暗さ、ケガをした時、友達とケンカをした時、体や心が痛むこと、3つ子の魂百までというように、子どものころの体験や感覚は一生涯の糧です。誰かに教えられるのではなく、自らの体験を通して知ること。誰かに強いられるのではなく、自らの知恵を使って創造すること。誰かにあいうえおを教わる前に、学ぶべきことがあるのではないか?何もかもに利便性を求め、均質で一様な空間が増えてきたこの頃、子どもたちが身をもって学びうることが少ない環境になってはいないか?保育施設育ちの子どもが増える共働きの時代に、子どもの創造力を欠きたて、自ら学んでゆく保育園を提案する。広い狭い高い低い明るい暗い熱い冷たい・・・様々な空間や要素を散りばめる。子どもたちが一つでも多くの体験と無限の創造を繰り広げられますように。
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