東京工芸大学
東京工芸大学 芸術学部卒業・大学院修了制作展2017
リアルタイムキャラクターライブ
- 小倉 榛夏
- 芸術学部 ゲーム学科
スクリーンの向こうの3Dキャラクターたちが、見ているこちらのアクションに反応してくれるインスタレーションです。
例えばキャラクターに手を振ったりハイタッチをしようとすると、見ている人に顔を向けて手を振り返したり、ハイタッチも手の位置に合わせてし返してくれる。体験する1人1人にそれぞれ違ったリアクションをとってくれる「ライブ」がテーマの作品です。
実はこの作品、ギミックとしては裏方で制作した私自身がKinectによるモーションキャプチャで、体の動きだけでなくまばたきまでリアルタイムにキャラクターを動かしています。こうすることでよりリアルに、自然に、そして一度きりしかできない体験を作り上げています。
展示中は、あらかじめキャラクター4人が登場して体験ができる時間帯を決め、「グリーティングスケジュール」として掲示することで稼働させていました。
昨今ゲームやアニメなど多くのメディアミックスコンテンツでは「2.5次元」が流行しており、この作品もその流れを根幹に持っています。