卒展レポート

東京工芸大学

東京工芸大学 芸術学部卒業・大学院修了制作展2017

  • withdrawal symptoms
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withdrawal symptoms

尾崎 爽乃
芸術学部 アニメーション学科

この作品のコンセプトは「幼いころから絵を描き続けながら成長してきた」をテーマに主人公の少女Ritzが画家のTymaと出会い絵を描いていくお話です。
できるだけ大学で得られた技術を生かせる作品にしたい、一緒にアニメーションを学んできた友人に胸を張って観せられる作品を作りたい!そんな思いを原動力に制作いたしました。
「成長」をテーマにしつつタイトルは「withdrawal symptoms=禁断症状」なのは私が絵を描かずにはいられない衝動に駆られることがあるからです。
絵を描くことは私にとって生まれ故郷にいるようなものだからストーリーの大筋は故郷を離れるも、また戻ってくるのです。
登場人物では、自由奔放活発なRitzに対し絵以外に対し緩慢なTymaを設定。飼い犬には感情表現をあまりしないTymaの代わりに感情を反映させてみました。
ストーリー展開では、できるだけ話をシンプルにするためRitzに焦点をあてて作っていった為Ritzの「どうして手紙をくれない」に対してのTymaの「手紙は描いていたが納得いく挿絵が描けなくてまだ出せていない」が思ったよりも観ている方に伝えられなかったのが心残りでした。
しかし、一番観てもらいたい友人や家族、先生方に、私を知っているからこそ笑ってもらえる要素を入れることができ〈学生〉である私にとって「いい作品になった」と思えました。
卒業制作ではここで終わりですが自分の作品としてブラシアップしていこうと思います。

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