コンセプトは、誰にでもある「わるいこ」の部分の可視化です。
可視化された「わるいこ」と、その子達が連れてこられる森を舞台とし、自分がついやってしまったことを見つめ直すきっかけとなるような作品を目指しました。
自分の悪い所は目を背けたくなるものですが、絵本のように堅苦しくない柔らかい形であれば、より見つめ直しやすいのではないかと思い、この形になりました。
また、本作品内では「わるいこ」を否定する言葉は使わないようにしています。何故なら「わるいこ」もその人を形取る個性であり、否定されるべきものではないからです。
私は誰しもが「わるいこ」の部分を持っていると考えていますが、それ自体が悪いことではないのです。
自分の「わるいこ」に気づいた人はそんな自分を否定せず、自分の「わるいこ」と上手に付き合う方法を見つけて欲しい。そんなメッセージを込めています。