茶の起源は中国にあり、飲茶という習慣が親しまれてきました。休日になると、家族や親せきと一緒にお気に入りの茶藝館を予約し、茶会を行うものです。しかし、現代を生きる我々にとっては、縁遠い習慣となってしまいました。
茶の間の「茶」は、単に飲み物を指しているのではなく、心のコミュニケーションの意味も含まれます。お茶を介して、人と人を結び、日常から非日常へ誘います。「茶」の精神をもとにした、新しい時代の人間関係にあった、様々な「間」をつくる茶の場の提案です。
【Design Point】
シャープな直線と滑らかな曲線で構成した、小さなテーブルが一体化した椅子。非日常空間をつくり出すハイバックスタイルが特徴的で、つなげて使用する事で、様々な「間」をつくり出す事ができる。
・Friend : 直接視線を合わせないのでリラックスして会話ができる
・Love : 自由に視線をコントロールができ 、親密に会話ができる
・Family : 人とも自然に触れ合う機会が増え、 にぎやかな会話ができる
・Personal : 周りの人々の存在感を弱め、ひとりでのんびりした時間を過ごせる
【設置空間】
茶専門店や会社のディフレッシュなどのパブリックユースとして、広い部屋や庭などのホームユースとしての使用も想定している。
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