腕は男。舌は女。人間は男。人類は女。
現存するヨーロッパの言語は元々1つの言語であり、そこには名詞を男か女あるいは中性にそれぞれ分ける性質がありました。その性質は各国で変化を遂げながらも、現代にも残っています。一見矛盾しているような不思議な法則。その言葉の面白さをビジュアル化しました。
人体を中心に言葉を抽出し、その言葉がスペイン・イタリア・ドイツ・フランスの4カ国で男女どのように分けられているのか、見比べられるものを制作しました。「アダムとイブ」の身体と、ベートーヴェンやゴヤのマハなど各国の代表者達の顔でコラージュされたヴィジュアルブックです。
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