ペーパーバックの歴史とそのデザインに注目しリサーチを続けてきた。同時にその中でこれらのデザインの変遷が特に面白く感じた1935−80年代のペーパーバックを収集してきた。
展示では、来て頂いた人に古書店で好きなデザインの本を選ぶ様な気軽な気持ちで見て貰いたかった事から、自身が収集してきた全ての実物のペーパーバックも展示した。制作物は以下の3点。
1. 収集してきたペーパーバック150冊の中から、さらに数冊を精選し、その歴史とデザイン、逸話などについてを紹介した本。
2. 150冊分の目録本。
3. 本の検索や年代毎に並び替えのできるデータベース(PCデータ)
未だに洋古書店へ足を運べば誰でもが数百円で手に入れる事が出来る安価なペーパーバック。しかし、そこにはいくつもの美しいデザインやタイポグラフィなど多くの魅力があることを見た人に伝えたいという想いから制作するに至った。
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