東京造形大学
2018年度 東京造形大学 ZOKEI展
いることそれとのわ
- 島田 華奈
- 造形学部美術学科 絵画
私は作品制作を通じて、生物が時代や場所に限らず、「ただその場に存在している」という普遍的な価値を探っています。自然と人、人と人とが循環する繋がりの中で自身が存在していること。そして、普段の生活で存在しているはずなのに気づかなくなっているもの・ことに目を向けられるような“場”を作りたいという思いが私の中に常にあります。
そのような思いから今回の作品では、平面作品の他に、壁面にシルクスクリーンで直接刷るなどして、建物の構造と窓から差し込む自然光を生かした空間表現への展開も試みました。版によって刷られたイメージから、現実にある存在に目を向けていただけたら幸いです。