東京造形大学
2018年度 東京造形大学 ZOKEI展
燦々
- 薬袋 未来
- 造形学部デザイン学科 映画
感覚としか言いようがなかった。いつからか始まったそれは日に日に姿を大きくしていき、どんな時でも、何をしていようと現れ、少しずつ日常に溶け込んでいった。だんだんと姿を変えたそれは、やがて自らの世界を守る絶対的存在となった。周りからすれば、それは変なことだということはもちろん分かっていた。だから、自分の中に閉じ込めて、それを隠した。その感覚に守られ、救われている。それが彼女の世界。彼女の生きる場所。