卒展レポート

東北工業大学

東北工業大学 クリエイティブデザイン学科 卒業制作展2017

  • 若者に向けた、地元の良さを知ってもらう道の駅の参加型デジタルサイネージ
  • 若者に向けた、地元の良さを知ってもらう道の駅の参加型デジタルサイネージ
  • 若者に向けた、地元の良さを知ってもらう道の駅の参加型デジタルサイネージ

若者に向けた、地元の良さを知ってもらう道の駅の参加型デジタルサイネージ

海老名 縄子
ライフデザイン学部クリエイティブデザイン学科

私の出身地、山形県白鷹町にある道の駅「白鷹ヤナ公園 あゆ茶屋」を対象に、地元の若者や子供に白鷹町の良さを知ってもらう、または再確認してもらえるようなコンテンツを制作しようと考えた。

町外の観光客には珍しい鮎漁も、地元住民にとっては当たり前のものという認識がある。地元住民に「あゆ茶屋」を訪れてもらうには、それ自体が目的地となるようなエンターテイメント要素が必要であると考えた。また、地元住民か観光客かに関わらず、鮎に関する知識が不足している。年中鮎が川にいると思い、鮎漁を体験するために訪れたのに、季節外れで鮎が全くいないということもよくある。その問題を解決するために、いつでも鮎漁をシミュレーションできるような楽しめるコンテンツ、テレビとセンサーを組み合わせた参加型デジタルサイネージを制作した。

ユーザーがセンサー範囲内に入って、手をかざすことで鮎が画面内を漂い始める。鮎は1回触っただけでは逃げてしまう。1匹1匹で捕まえられる回数が異なり、2~4回触ると鮎を捕まえることができる。一定量の鮎を捕まえると、鮎の豆知識が表示され、再び鮎が漂う画面へとループする。

制作には、ビジュアル表現に「processing」を、手の動きを感知するために「kinect」を使用した。鮎の動きをオブジェクト指向プログラミングで組んでいる。鮎というクラス(ひな形)を作り、それぞれの鮎の特徴「泳ぐ」「逃げる」などの動き(メゾット)を追加している。

作品一覧