卒展レポート

拓殖大学

工学部 デザイン学科/工学研究科 情報・デザイン工学専攻 第30回「卒業・修了展」

  • 乳幼児を持つ母親に向けた避難用防災着
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乳幼児を持つ母親に向けた避難用防災着

岡田 未歩
工学部 デザイン学科 用品設計研究室

東日本大震災発生以来、各家庭の防災用品備蓄率も増加しているが、未だ、約4割が費用面や備蓄場所等の問題から備蓄品の選択が困難であるとしている。また、ターゲットを絞った防災用品は少なく、特に乳幼児を持つ家庭に向けたものは、おむつやミルク等の用品を揃えたものに限られる。本研究では、乳幼児を持つ母親をターゲットとし、避難、備蓄に必要な要件を、(1)安全に避難できる(2)避難所で活用できる(3)普段から防災を意識する、として4種類の防災着を提案した。

図1、図2は母親が着用し、乳児を抱きながら避難することができる防災着である。背中のリュックには避難用品を入れ、避難所では可変することで授乳ケープや敷物として使用できる。図3、図4は母親と幼児が着用する防災着で、避難用品を入れる他、掛け布や敷物、また、幼児用玩具に可変する。いずれの防災着も普段は室内のインテリア用品として飾りながら備えることができるものとしてデザインした。

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