卒展レポート

拓殖大学

工学部 デザイン学科/工学研究科 情報・デザイン工学専攻 第30回「卒業・修了展」

  • シート状針葉樹材による家具装飾法の開発とイスへの応用
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  • シート状針葉樹材による家具装飾法の開発とイスへの応用
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シート状針葉樹材による家具装飾法の開発とイスへの応用

菊池 智裕
工学部 デザイン学科 用品設計研究室

スギ、ヒノキは節やキズがあるものや木目が粗いもの等、家具材に不向きな材も多い。本研究では、針葉樹材が持つ欠点を補う家具装飾方法を見出し、イスへの応用を図った。今回は、シート状木材料である単板および木紙による家具装飾法を考案し、4脚のイスを制作した。

Nami-Namiは染色したヒノキのスライスド単板に波形の曲げ加工を施した装飾材を座面に嵌めたスツールで、脚はテーパー加工を施し、軽やかなデザインとした。Tsugi-Hagiは染色した木紙をパッチワークした装飾材を座から背にかけて配した小椅子である。3本の脚の中心には染色し、積層したスライスド単板を挟んだ。Ori-Hidaはグラデーションに染色をした木紙を折り、橙色の糸で縫い加工を施した装飾材を背の表裏にあしらったハイバックチェアである。Kiri-Hariは3本の脚に染色した木紙をアップリケの要領でカラフルに施したスツールである。

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