拓殖大学
工学部 デザイン学科/工学研究科 情報・デザイン工学専攻 第30回「卒業・修了展」
トライポフォビアによる不快感を感じさせる要因の明確化
- 畑家 弘樹
- 工学部 デザイン学科 視覚デザイン研究室
トライポフォビアとは集合体恐怖症のことである。過去には恐怖症がなぜ起こるのかなどの研究は多く見られるが、どのような大きさ、形体、密度の集合体で恐怖症が起こるのか明らかになっていない。そのため本研究では集合体に不快感を感じる要因を明らかにすることを目的とした。その上で、第三者がトライポフォビアについて容易に理解でき、不快感を感じる画像制作や逆に抑制ができるようなマニュアル本を制作した。
研究の方法は主に集合体のサンプルを使用したアンケートによって調査、分析を繰り返した。その結果、トライポフォビアを引き起こす集合体の密度、物体の大きさ・形体の条件が明らかとなった。これらの要因を元にトライポフォビア画像制作のマニュアル本を制作した。大きさはA5版としトライポフォビアの理解、画像制作の仕方、論文を含めた全4章、40ページという構成となっている。