拓殖大学
工学部 デザイン学科/工学研究科 情報・デザイン工学専攻 第30回「卒業・修了展」
トラフィックカウンタデータを用いた交通状況イメージの制作
- 堀江 晃平
- 工学部 デザイン学科 シビックデザイン研究室
交通情報は、トラフィックカウンタで計測した走行速度(km/h)、通過台数(台/5分)、大型車混合率(%)を用いて赤や黄色などの色により提供している。本研究では、これらの数値データから交通流をイメージしやすくなる動画を制作した。
交通流のアングルは(1)斜め上空(2)真上(3)路上(4)ドライバーの動的視点を比較評価し、(1)斜め上空に設定した。動画提供にあたり、トラフィックカウンタの値からその都度、動画を制作するのは困難なため、類似したイメージの交通状況をグループ化し、代表的なイメージの動画を作成した。実際のトラフィックカウンタのデータ、走行速度と通過台数から代表的な交通流として18動画を制作し、一対比較による類似度分析とクラスター分析により8グループに分類することができた。評価実験を通して交通流のイメージの違いは、高速域では通過台数、中速域では速度と通過台数、低速域では走行速度の違いから変化を感じることがわかった。