拓殖大学
拓殖大学 工学部 情報・デザイン・メディア学系 卒展
ダンス必修の導入目的に沿った幼少期における身体操作能力の向上
- 清水 利行
- 工学部デザイン学科 メディア情報デザイン研究室
幼少期の子ども達に身体を動かす楽しさを体験させ、ダンスに役立つ身体操作能力を向上させることを目的とした。調査の結果、運動神経は6才までの運動経験によって決まり、ダンスでよく使う片足飛びは4才くらいで習得することがわかった。そこで日本の伝統的な遊びである「ケンケンパ」に注目し、遊びながら片足飛びとリズム運動を養うことのできるガジェット「オ。ド。レ。」を制作した。
オ。ド。レ。はarduino Unoと赤外線センサーを搭載した本体と、赤外線を反射するレシーバーそれぞれ1つずつで構成した。指定範囲に足が入ると赤外線が遮断されてスピーカーから音を発する。そのため耳で正しい位置を踏んだことが確認できるため、正しい姿勢で正しいステップが踏める。
遊び方として、音階順に配列させたオ。ド。レ。を順番にリズムよく踏んでいくとメロディを奏でられる。また音楽に合わせてステップを踏んでいく遊び方もできる。このように音楽との調律を体感しながら楽しく身体を動かすことで、ダンスに役立つ身体操作能力を向上させられることがわかった。