卒展レポート

拓殖大学

拓殖大学 工学部 情報・デザイン・メディア学系 卒展

  • 躰道指導における動きの要点を視覚的に評価する手法
  • 躰道指導における動きの要点を視覚的に評価する手法
  • 躰道指導における動きの要点を視覚的に評価する手法
  • 躰道指導における動きの要点を視覚的に評価する手法

躰道指導における動きの要点を視覚的に評価する手法

荒川 雄太郎
大学院 メディア情報デザイン研究室

近年、伝統芸能、スポーツ、武道の動作解析をモーションキャプチャで行う試みがなされており、様々な分野の熟練者の技術を保存、継承しようとされている。しかし、保存や継承の方法は完全とは言えない。そこで、本研究では日本の武道である躰道に着目し、躰道指導における動作の要点を視覚的に伝達する手法と動作の記録法を提案することを目的とした。まず、視覚化するために熟練者と初心者の違いについて、 指導者に対するヒヤリングや先行事例の調査などを行い、「体軸・重心・速度」の三つに定義し視覚化と検証実験を行った。検証実験の結果として体軸は角度、重心は重心点の移動の軌跡、速度は動作時間を表示することで有用性を確認することが出来た.記録法の検証実験では、ハイスピードカメラ・光学式モーションキャプチャ・慣性式モーションキャプチャを検証した。カメラを使用する機材では身体に貼ったマーカーをカメラが捉えきれずにデータロストしてしまう問題が発生したがワイヤレスでデータを送信する慣性式モーションキャプチャで動作を記録することが出来た。

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