卒展レポート

拓殖大学

拓殖大学 工学部 情報・デザイン・メディア学系 卒展

  • AEDを理解させるマルチメディアコンテンツの提案
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AEDを理解させるマルチメディアコンテンツの提案

横山 裕己
工学部デザイン学科 メディア情報デザイン研究室

自動対外除細動器(以下AED)は心臓に電気ショックを与えることで心臓の動きを正常に戻す医療機器だが、2010年度の未使用事例が2万件余りであった。その理由として市民のAEDに対する理解が足りていない為と考え、本研究では緊急時に適切な処置を施せるようにAEDに関心を持たせるマルチメディアコンテンツの提案を行う。調査の結果、AEDを臆することなく使う意識を高めることがAEDの理解することに繋がると考えた。コンテンツ制作は一週間あたりの媒体接触率が高い電車広告とした。その中でも、視認率が高く注目されやすい、繰り返し見せることが可能であると理由で中吊り広告と車内ビジョンを制作した。中吊り広告は黒の背景に倒れている人のピクトグラムとAEDのケースという構成にした。AEDのケースにはスポットライトが当たっており、そこがAEDの位置を示している。車内ビジョンは歩行者が胸を押さえて倒れる瞬間を見た人が、辺りを見渡しAEDのケースを見つける所で暗転し中吊り広告と同じメッセージが表示されるという内容となっている。

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