拓殖大学
拓殖大学 工学部 情報・デザイン・メディア学系 卒展
子供のための「食事バランス」改善ツールの提案 ~三色食品群を利用した子供用健康ツール~
- 谷邊 友風
- 工学部デザイン学科 視覚デザイン研究室
食育という言葉は、明治時代に始まり、現在では一般的に認知される言葉となった。しかし、偏った栄養バランスなど子供の食に関する問題の多くが解決されない。そこで、本研究では5歳~8歳の低年齢層から食事内容を見直すきっかけ与え、正しい食事バランスの知識を持つことで健康へと繋がるツールを提案した。本ツールは、3日間の夕食のみ食事バランスの確認をすることで、食生活を見直すきっかけをつくることを主な目的としている。子ども用の「けんこうノート」では、食事バランスの確認に小学校の給食の献立表等に使用される「三色食品群」を使用し、3色に分かれた栄養バランスの内、夕食に3色全て食べた場合、保護者に金色のごほうびシールを貼ってもらうといった遊び要素がある。保護者用の「かくにんノート」では、当日の食事バランスが確認することや、子供の反応を記号や言葉で記録することが可能である。また、前者には遊び要素として「三色食品群」の3色の働きが、男女のキャラクターのシールを貼ることで学習可能となるページを制作した。